急性腰痛症と呼ばれ、突然腰に激しい痛みが生じる状態がギックリ腰です。
運動不足による筋力低下や、長時間の座り・立ち仕事や無理な姿勢での作業などが原因となることが多いです。
特に30代以降になると椎間板や筋肉への負担が蓄積するため発症率が高くなる傾向があります。
ぎっくり腰になりやすい体型として、肥満気味で腹筋や背筋が弱く、姿勢が悪くなりがちな人が挙げられます。また、太ももの裏側(ハムストリングス)が硬い人も、腰に負担がかかりやすく、ぎっくり腰になりやすい傾向があります。
ギックリ腰は何気ない動作がきっかけに発症することがよくあります。
例えば、重い荷物を急に持ち上げたときや、中腰の姿勢から立ち上がったり体をひねったときなどです。
運動不足で硬くなった腰回りをストレッチもせずにいきなり体を動かしたとき、筋肉や靭帯がその動きに対応しきれず捻挫のような状態になってしまうのです。
長時間の立ち仕事やデスクワークなど同じ姿勢を続けていると、腰の筋肉は休む暇がなく緊張が続きます。
そのような状態が続くと筋肉の柔軟性が失われ、疲労物質も蓄積して硬直状態となり最後は小さな負荷で筋繊維が断裂して激痛が走ることがあります。
まずは、「起こさないように予防」することが大切です。
日常生活で常に正しい姿勢を保つことは、ぎっくり腰の予防に直結します。背筋を伸ばしお腹に軽く力を入れて骨盤を真っ直ぐに意識しましょう。
筋肉の柔軟性と筋力を高めておくことも、ギックリ腰予防にとって重要です。
特に腰回りや下半身のストレッチを日々行うことで、筋肉や靭帯の柔軟性が向上し、急な動きにも耐えやすくなります。
腹筋・背筋など体幹の筋力トレーニングを継続的に行うことで、腰椎を支える筋肉が強化され腰にかかる負担を軽減できます。
週に数回のエクササイズを継続することが重要です。週1回や思い立ったときぐらいではギックリ腰予防になりません。
ストレッチも筋力トレーニングも3日空けてしまうと効果がないのを覚えておきましょう。
コメント