老化と筋肉の変化

スポーツ選手やプロダンサーが現役を引退すうように老いとともに筋肉は変化していきます。
どのように変化し、どうしたら少しでも維持が出来るのか知っておきましょう。

当たり前の日常が、老いとともに筋肉の変化によって不自由になる日が必ずきます。
健康寿命が尽きるまでに筋肉を少しでも維持しておくことによって寿命と健康寿命が近づけるかもしれません。

★筋肉量の減少

  • 30歳前後をピークに、筋肉量は徐々に減少します。
  • 特に 下半身の筋肉(太ももやお尻)が早く衰えやすい。
  • 70代になると、ピーク時の半分程度になることもあります。

★筋力の低下

  • 筋肉量が減るだけでなく、神経から筋肉への信号伝達も衰え、力を出す能力も落ちます。
  • 「握力の低下」や「立ち上がるのが大変」といった日常の不自由につながります。
  • 加齢により速筋繊維(瞬発力の筋肉)が減少し、反射的な動作(転倒を防ぐ動作など)が弱くなります。

★代謝の低下

  • 筋肉は基礎代謝の大部分を担っているため、筋肉が減ると 太りやすく痩せにくい体質になります。
  • 内臓脂肪や生活習慣病(がん・糖尿病・高血圧など)のリスク上昇にも関与。
  • 代謝が下がることで免疫力の低下となり風邪や感染症にかかりやすくなることも。

★転倒・骨折リスクの増加

  • 筋肉は骨や関節を支える役割があるため、筋肉の衰えは 転倒 → 骨折 → 寝たきり の連鎖につながります。

    【予防・維持するには】

    ☆筋トレは最低週2回を継続、特に下半身や体幹を鍛えることが大切です。

    ☆タンパク質の摂取(体重1キロあたり1,0g~1,5g)または自分のこぶしくらいの大きさの量。

    ☆無酸素運動だけでなく、有酸素運動で持久力を維持すること。

    ☆睡眠7~8時間の確保とストレスケアでホルモンの分泌を整える。

何より意識と継続できることが大切です。
運動が日常的習慣になること、食事のバランス、睡眠の確保、ストレスケアを怠らず、実年齢よりも10歳若くいられる高い意識で過ごしましょう。
仕事や家事よりも体のケアが優先であること、健康でなければ何も出来ないのですから。

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